生け花用の「剣山」という道具がある。
仮に、「剣」を上向きに置いた「剣山」を、CTスキャンのように水平に上から輪切り撮影したらどうなるか。
上部の写真は、たくさんの「小さなドット」が撮影される。
下部の写真は「剣」の「土台」の部分になるので1つの「大きな塊」が撮影される。
何を撮影したか知らない人が、上部の写真を見ると「小さな多数の物体」だとしか思えない。
しかし三次元空間で全体を見ると、実は全てが繋がった「剣山」という「大きな1つの道具」であった事が分かる。
この例と同様に(しかし次元は一段階高めて)想像してみる。
三次元空間で見る限りは、人間は(もしくは生きとし生けるものは)それぞれが「独立した別々の存在」だとしか思えないが、
もしかしたら、全体が繋がった「大きな1つの高次元生物」なのかもしれない。
家族も恋人も友人も同僚も他人も歴史上の偉人も犯罪者も、そしてもしかしたら動物も虫も微生物も、さらには植物も物質もCPUでさえも、全てが繋がった「1つの存在」なのかもしれない。
そしてその「繋ぎ目」が「無意識の領域」なのかもしれない。
だから、「自分」という言葉は「みんな」とか「宇宙」とかと同義語なのかもしれない。
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