スティーブジョブズは、「今日が人生最後の日」だと思って、毎日を悔いなく生きていたらしい。
逆に、「今日が残された人生の最初の日」という考え方をした方が良いという意見もある。
今日を「人生最後の日」と捉えるか、
今日を「人生最初の日」と捉えるか。
どちらの考え方もメリットはあるだろうが、どちらが自分に合うだろうか。
自分には、「人生最初の日」と考える方が合っている。
理由は、2つある。
1、確かに「人はいつ死ぬか分からない」し、今日を大切に生きる事が大切なのだが、そうは言っても心のどこかで、「かなりの高確率で、明日もある」と思ってしまう。「今日が人生最後の日」と思い込むには無理がある。
2、「人生最初の日」と思った方がワクワクするし気持ちが前向きになるから。思い込む必要も無い。事実今日は、(残りの人生の中で)最初の日ではないか。仮に今日死ぬ運命だとしても、今日は残りの人生最初の日でもある。
自分は現在40歳だ。平均寿命が80歳とすれば人生の折り返し地点という事になる。
自分より年下の凄い人を見ると、「自分も若い時にもっと違った努力をしていれば今頃は…」等と考えてしまう事がよくある。
例えば、「16歳の高校生がCEOになった」なんてニュースを観た時とか。
ここで、考え方を変えてみる。
仮に自分が80歳まで生きるとした場合、あと40年ある。
「不幸にも40歳で亡くなる運命の、今日生まれた0歳児」も同じくあと40年ある。
そう考えたら、自分は「あと40年しか生きられない0歳児」と残された時間は変わらない。
「後40年しか生きられない0歳児」に比べれば、自分は「既に40年分の人生経験をもっている0歳」なのだから圧倒的に恵まれている。
なので「20歳までにやっておきたかった事」を、今日から60歳になるまでの20年間でやる事も十分できるのだ。「若い時にやっておけば」と嘆く必要はない。
逆に「今日が人生最後の日」と考えるとどうだろうか。
自分は今40歳なのに、「今日寿命を迎える80歳の人」と残り時間が一緒という事になる。
しかもまだ40年分しか楽しめていない。とても前向きにはなれない気がする。
よく「人生はリセットできない」と言われるが、「昨日までが前世。今日からは今生。」と考えれれば、死ぬまでは何度でも「人生はリセット出来る」のである。
だからこそ健康は大切!「健康状態=残された時間」なのだ。